Xbee APIモードの使い方 その1〜APIモードの設定〜


XBeeをATモードで運用するのはネット上に結構資料があるから簡単だと思う。

だけどAPIモードで運用しようとすると、途端に資料がなくて結構ハマる。

なので他にもハマっている人(私だけか...)のために一応メモを残しておきます。
※ここで使用しているXBeeはすべてSeries2です。

ATモードからAPIモードへの切り替え

XbeeのSeries2はSeries1と違ってATモードとAPIモードの併用ができないようです。

なので自分でファームを書き換えて二つのモードを切り替える必要があります。



Xbeeの初期状態はATモードになっているはずなので、親機・子機ともにAPIモードにファームの書き換えを行います。ファームの書き換えにはXCTUを使用します。

親機の切り替え

ModemConfigurationタブの『ZNET 2.5 COORDINATOR API』を選択してModemParametersandFirmWareのWriteをクリック。



すると、こんなエラーのフォームが現れます。ここでは無視してOKを押します。



全体的にエラーっぽい雰囲気が漂っていますが、上のタブからPC Settingsを選びます。



そしてAPIと書かれているグループボックスの中の『Enable API』にチェックを入れます。

※ここでチェックを入れておかないとModemConfigurationで各パラメータを読み込むことができません!



そしてもう一度ModemConfigurationタブをクリックします。そしてReadボタンをクリックすると今度はちゃんとAPIモードとして各パラメータが読み込まれるはずです。


子機も同様に設定します。子機の場合は『ZNET 2.5 ROUTER/END DEVICE API』を選択すれば良いです。また、APIモードに切り替えた際にPAN IDも初期化されるので設定しておきましょう。

設定はここまでです。次のエントリではリモートコンフィグレーションの説明をします。